2019.11.14ピアノ・ブログ
歌とモーツアルト。
ご訪問ありがとうございます。
ピアノ教室MARE鵠沼海岸です。
子どものレッスンでは、よく一緒に歌います。
歌うことを嫌がる生徒はいないので
というより、歌うことを喜ぶので一緒に歌うのは
私もとても楽しいです。
ソルフェージュをやっているといつも思い出すことがあります。
大学に入り、初めてのソルフェージュの時間。
レベル別の授業で、同じクラスに振り分けられたメンバーの中に
ヴァイオリン専攻の子がいました。
彼女の番がまわってきて一人歌ったところ
「ピアノ科ではないわね。」と先生がおっしゃったのです。
ピアノ科の生徒が歌う様子とは、明らかに違うから
というのが理由でしたが、その時には釈然としませんでした。
でも、今はわかります。
ピアノを弾く子は、階段を上がるような歌い方になってしまう。
弦楽器や管楽器の子は、そうはならずなめらかに歌うのです。
ピアノを弾く子が、この違いがわかると
レガートに弾くこと、歌うことがどういうことなのか
わかり始めます。
ピアノを弾くみなさん
練習する時に、メロディーを歌ってみてくださいね。
ほら、声に出して。
そういえば先日、娘と昔話をしていたら
子どもの頃、こんなビデオを見せてくれていたのを
突然思い出した〜!と言い出しました。
詳しく尋ねてみたら、私もすっかり忘れていたのですが、思い出しました。
Baby Einsteinシリーズの、Baby Mozart のことでした
0才から3才までの子ども向けの映像で
我が家ではVHSビデオを持っていました。
たぶん、姪っ子かお友だちの子どもにあげてしまったのでしょうね、
うちにはもう無いのですが、Youtubeにアップされていたのを見つけました。
ずいぶん前のことですが、娘たちが毎日毎日夢中で見ていたことを
懐かしく思い出します。
正直なところ、演奏としてはあまりできがいいとは思えないビデオでしたが
こんなに月日が経ってからも、娘たちがよく覚えていて
とても好きだったと言ってくれて
そして、娘たちは音楽の道へは進まなかったものの
クラシック音楽を含め、音楽が本当に好きで毎日何かしら聴いていて。
仕事をしながらの子育ては、時間のやりくりやら、体力の限界やら
いろいろ苦しかったけれど
こんなに時間が経ってから
ポンっと答えを差し出されたような気持ちになりました。
何気ない毎日のなかで
本当にささいなキラリが見つけられるような余裕を持っていたいと
思いました。