2019.11.15ピアノ・レッスン
レッスン室でおしゃべり。今日もいい日だった。
ご訪問ありがとうございます。
ピアノ教室MARE鵠沼海岸です。
朝晩ひんやりしてきましたね。
長女が札幌で一人暮らしをしていますが、雪が降り始めたようです。
北国では本格的に冬ですね。
どうぞみなさん、風邪に気をつけて。
どんなことがあった時、いいことがあったなあと思いますか?
いつもそんなに能天気ではいられないものです。
私もいつもあ〜あ、と思うことばかりに目がいきます。
出かける直前にスマホを持っていないとか
足の小指を角にぶつけたとか
レッスン中に、ちびっこ生徒がくしゃみをして鍵盤に鼻水を垂らすとか?
疲れていれば疲れているほど
ちょっとしたことで落ち込んでみたり、イラっとしてみたり。
でも生徒さんとのおしゃべりで、いろいろなことに気づきます。
教えてくれることもいろいろあります。
大人の生徒さん。
ご夫婦で幼稚園を経営していらっしゃる、お忙しい方です。
前回のレッスンで、譜読みに手こずり、楽しく感じられないとおっしゃるので
バスティンの『クラシック・メロディー』をお勧めしてみました。
この中から、ドヴォルザークの家路(交響曲第9番新世界、第2楽章です)を練習して来てくださいました。
見違えるようにすらすらと、お一人で譜を読み仕上げていらっしゃいました。
そこで、さらに一歩進めて
この曲が、アメリカ時代のドヴォルザークが故郷ボヘミアへ向けて書かれたこと
アメリカの黒人音楽に刺激されたことなどをお話しして、曲想を一緒に考えてみました。
それだけで、本当に美しい音で弾き始めてくれるのです。
いつもこうして、まっすぐに
まじめに、好きなピアノに取り組む姿勢は見習うべきものだと痛感します。
子どもちゃんたちは・・・
「ママが髪を切ったの、見て見て〜!」
「お芋掘りのお芋で、お芋パーティーやるの!」
いろんなことをお話ししてくれます。
お話をして、たくさん笑って、ピアノを弾いて
この時間を一緒に過ごせて、楽しめて。
おしゃべりするのも、大事なレッスン時間の一部です。
本当に些細だけれど。
ものすごくいい日だったわけではなくても
少しだけいい気分になれて
どよ〜んとグレーだった感じが
少し白っぽさが増したかな。
Chopin *Prelude op.28 n°11 E.Kissin
こんな日は、ショパンのプレリュードがぴったりきます。