2020.02.25ピアノ・ピアノテクニック
もっとラク〜に弾こうよ(ピアノ)♫
ご訪問ありがとうございます。
ピアノ教室MARE鵠沼海岸です。
今日は残念なお知らせメールを受け取り、ちょっとへこみ気味。
3月に2回予定していた本番のうち一つが来年3月へ延期に。
自治体主催の演奏会だったので、イベント自粛のお達しがあってから
判断が早かったなー。
日々のコロナウイルス関連のニュースを見ながら
ひょっとして、中止や延期があるかも、と思っていましたが
実際のお知らせを受けとってショックでしたね・・・
さて、今日のお題。
「身体の使い方」
と簡単に言うけれど、一体どういうこと?と思いませんか?
「脱力」してピアノを弾くことについて、聞いたことがありますか?
ちまたでは〇〇奏法とか、なんとかメソードとか
情報が氾濫していますよね。路頭に迷っていませんか?
「力を抜くって、どういうことかピンとこない」
という人、少なくないです。
一体どこの力を抜くのか?
じゃあ、ふにゃふにゃして弾けば上達するのか・・・???
盲目的に「脱力」することばかりに目がいくと
「あなたのピアノが上達する」
ことに対して黄信号点滅です。
『脱力する=打鍵したあとに力を解放する』
つまり、しっかりと打鍵したのち(発音する)に行われることなので
一方(脱力)だけ熱心に取り組んでも、壁にぶち当たってしまう・・・
一生懸命なあなたが、うまくいかないと悩んでいることは
練習が足りないせいではないんですよー
練習不足のために弾けないからと、さらに一生懸命
一生懸命に
熱心に、心血注いで
ピアノを弾くとき、力んでいませんか?
変わってきます『体をラク〜にし、自分の体の力まない使い方を身につける』
って、一体
どういうことをいうのでしょう。
ピアノを弾くときに、肘から先の前腕に力が入っていませんか?
力が入っている状態は、弾いている人が自分自身で感じられることではないかと思います。
前腕が疲れたり、痛くなったりして弾きづらくなりますよね?
この前腕の筋肉を使いすぎてしまうために、脱力もうまくいきません。
鍵盤に(脱力した)腕の重みを伝えるには
⑴前腕の筋肉に助けてもらわなくても
支えられる強い指
⑵バネのような役目をしてくれる
柔らかい手首
が必要になります。
脱力の心配ばかりすると、かえって力が入ってうまくいかないことがあります。
何事もバランスが大事なんですね。
さて、この脱力については、私も本当に苦労しました。
高校生ごろまで、脱力の「だ」の字も知らず、かなりの力技で切り抜けていました(と思います)。
当然腕を痛めながら練習して、マッサージしてもらったり
鍼やお灸など、今思えば贅沢なこと!(ごめんね、お母さん)
痛くなるのは、下手だからだ・・・とは思わず、痛くなるほど練習しているんだ、なんて
恥ずかしながら、自分に酔っていた節さえあります。
(しかも、そんなに練習していたとは思えない)
「まったく、いつになったらわかるのっ!!!」
と毎回のレッスンで、師匠の怒り発火点スイッチ・オンをしていたわけですが
できた時は突然やってきました。
徐々にわかった・・・のではなくて、「ストン」と腑に落ちた感じでした。
ああ
こうしてよく鳴る大きな音を出すのか。
よく響く
クリアなPを出すのか、と。
できるようになると、速いパッセージもかなり精度が上がるし
響きのいい、キレイな音を出せるようになります。
私の生徒さんたちも、皆さん一生懸命取り組まれています。
脱力への道、そう遠くはありませんよ!