2020.05.20ピアノ
ピアノの練習・・・好き?嫌い?
本当に久しぶりの投稿になりました。
新型コロナの感染防止のために
緊急事態宣言が出され、生活は一変しましたね。
私自身は3月にあるはずだった2つの演奏会が延期になり
がっかりしていたのですが
あれよあれよと事態は進み、もうそれどころじゃなく
おこもり期間に入りました。
全国的には解除になった土地もありますが、まだ油断できる様子ではありませんね。
ピアノ教室も例外なく、私たちピアノ教師もいろんな対応を考えました。
現在ピアノ教室MARE(マーレ)鵠沼海岸では
オンラインレッスンと通常レッスンの2本立てです。
遠方で通えない方も、レッスンを受けていただけますので
ぜひお問い合わせくださいね。
今日はズバリ、ピアノの練習について。
皆さんはピアノの練習は好きですか?
先生方、生徒さんはピアノの練習をよくやってきてくれますか?
一時期よく聞いた『やる気スイッチ』
みなさんは持っていますか?
しなければならないことがあるのに、先延ばしにしてしまうのは
何スイッチの仕業なのでしょうか?
脳科学者の池谷裕二さんによると
「やる気は存在しない」
のだそうです。
人間は、行動を起こすからやる気が出てくる生き物なのだとか。
面倒と思っても、やり始めると気分がノッて作業がはかどることを
やる気が出たと考えているんですって!
面倒であればあるほど、あれこれ考えずにさっさと始めてしまえば
「やる気」は自然とついてくるもの。
「まず行動⇨感情が芽生える=スイッチが入る」
また、やる気がないけれど動ける状態にするのには
行動を習慣化するのもいいそうです。
私の場合、習慣化された行動といって真っ先に頭に浮かぶのが
ピアノの練習です。
なぜ生徒さんが練習してこないのか
これは生徒さんの責任ではないのですね。
生徒さんが練習してこないときの
「あれこれ考える」代表は
「難しくて面倒で、取り組むのがおっくう」
ということが多い気がします。
習慣にしてしまえばいいのだけれど
それだって、そう簡単にはいかないかも。
だって、世の中誘惑だらけだし。
じゃあ、「あれこれ(ネガティブなことを)考えてしまう」生徒さんに
さっさと始めてもらうには?
ピアノ教室MAREでのベスト1は
「さっさと始めたくなる仕掛けを作っておくこと」です。
まあ、いつも同じというわけにもいかないので
手を替え品を替えですが。
普段の練習はさっさと始めてもらうけれど
進度についてはバラバラです。
のんびり屋さんも、キッチリさんも、短距離走者もいます。
それぞれの個性ですね。
とても遠回りをする生徒さんもいます。
遠まわり、と聞いてみなさんはどんなことを連想しますか?
遠まわりの反対は近道でしょうか?
遠まわりすることにはネガティブな感情が伴いますか?
少しでも遠くへ早く到着するためには、やっぱり近道?
今では大ピアニスト、クリスチャン・ツイメルマンの師匠である
アンジェイ・ヤシンスキ氏はこう言っています。
「音楽は言葉と同じ。
ひとつひとつの言葉=音を、
どのようにしたら文章=フレーズとして聴かせることができるのかを考えたい。
正しい音で引くことは大切ですが、
そこに人間的な感情が入っていなければ何も伝わりません。
1時間のレッスンで、人生や文化、芸術について話すために
30分を使うこともありますが
それらは音楽を演奏するために必要なことだからなのです。」
大切なことを見逃してしまいそうになったら
たまには遠まわりしてみましょう。
練習が後回しになることがあってもいいじゃない!
きっとあなたのピアノに生きてくるはず♫