2021.05.18ピアノ
【ピアノ】グスタフ・マーラーという作曲家


Beethoven Frieze by Gustav Klimt
こんばんは。
湘南・藤沢市のピアノ教室MARE鵠沼海岸です。
今日5月18日はオーストリアの作曲家「グスタフ・マーラー」が亡くなった日です。
(Gustav Mahler, 1860年7月7日 – 1911年5月18日)
ピアノを弾く私たちにとっては、少し馴染みが薄い作曲家かもしれません。
私にとっての作曲家マーラーの入り口になった曲は
交響曲第2番『復活』の第5楽章です。
大学生の頃、最もよく聞いていた歌手が
彼女の録音をたくさん聴くうちに、マーラーの復活に出会いました。
それまでレコードから初めて買ったCDがこの曲でした。
何度聞いても心が震える・・・そんな曲と出会うことができた
幸運な出来事でした。
興味を持つとそこから枝葉に分かれていきます。
その後映画を見たり
(『グスタフ・マーラー 時を越える旅』Gustav Mahler – Sterben werd’ich um zu leben
『ベニスに死す』 Death in Venice)
Kimtのベートーヴェン・フリーズがマーラーと密接に関係しているとか
それまで全く自分の世界に存在していなかった作曲家が
大きく影響してくることになった貴重な経験になりました。
「ベニスに死す(ルキノ・ヴィスコンティ監督)」で使われた
交響曲第5番のアダージョ(第4楽章)はえも言われぬ美しさです。
伊丹十三監督の「タンポポ」でも使われていました。
このアダージョ、ドイツ語で
「Sehr Langsam (とても遅く)」ですが
息の長いフレーズをたっぷりと歌うことは
ある意味では、ピアノには不得意なことと考える人も
いるかもしれません。
ここに貼ったリンクはピアノ版への編曲ですが
Gustav Mahler – Adagietto, piano transcription | Alexandre Tharaud
原曲の持つ要素をほとんど損なわず、でもピアニスティックでもあり
けっこう好きです。
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