2023.01.23ピアノテクニック
【ピアノテクニック】ウォーミングアップはどうしてる?


目次
〈ピアノ演奏のための簡単なウォーミングアップ・ルーティン〉
この冬、最強寒波がやってくるとのニュースですね。
これまでも、かなり寒い日が続いていましたが、まだ寒くなるとは!
コロナもインフルエンザも、風邪も胃腸炎も心配です。
どうぞ皆さん、万全に対策して元気に乗り切りましょう!
さて、練習のためにピアノに向かい楽譜をを開き、準備運動はしていますか?
最強寒波だなんて言われると、それだけで指がかじかんだ気分になりますね。
(寒い部屋、冷たいピアノの鍵盤。子どもの頃は特に冬の練習が好きではありませんでした。)
音階だったり、和音のカデンツだったり、アルペジオだったり。
いきなり指を鍛える練習をしている人もいるかもしれません。
ルーティンが何であれ、ウォームアップは大事です。
スポーツをするときストレッチや準備運動をして温めることが重要なのと同じく、
楽器を演奏するために筋肉を温めることは、怪我をせずに長く健全にピアノを弾き続けるためにとてもよい習慣です.
★ウォーミングアップを練習のルーティンに加える 5 つのメリット
1. やろうとしていることに集中するのに役立ちます。
簡単な練習課題を弾き、『耳』を覚まし、次に演奏する曲の準備ができます。
2. 指を活性化します。ウォームアップは、筋肉をストレッチし、指や手の血流を増やしてくれます。より速く、よりテクニカルなパッセージを簡単に弾けます (指のほうが足を引っ張っているように感じるのではなく)。
3.指を強くすることに役立ちます。とてもよく考え、最適なウォーミングアップ ルーチンは、持久力を高め、腕と背中の筋肉を強くし、指の独立性を高めてくれます。
4. ジェスチャーや動きの『パターン』を向上させます。
親指くぐり、手のクロスオーバー、腕の重み、手首の円運動など。
5. レパートリーのパターンを演奏する準備になります。
音楽はパターンで構成されていて、私たちのレパートリーの多くには、ピアニストがウォームアップ中に何度も練習するパターン (スケール、カデンツ、アルペジオ、オクターブ) が取り入れられています。
★それではあなたのウォーミングアップ・ルーティン・メニューは?
ウォーミングアップなので、温めること、柔軟にすることが目的です。
いきなり難しいパッセージなどバリバリ弾かないでくださいね。
1. ゆっくりとした動きから始めましょう。
難しいと感じる人は、2分音符=50ぐらいゆったりで
1番から5番までの指でドからソまで。
指くぐりもなし、ポジション替えもなしです。
2. 添付の写真を参考に。
1番で使ったドからソまで鍵盤を一度に全て使います。
「ド、ド、ド、ド」と一本ずつ(これも1番と同じテンポ)動かし、それ以外は全て同時に
おさえておきます。
3. 1番と同じテンポでドからド、すなわち1オクターブです。
1オクターブが済んだら2オクターブ、3オクターブと増やしていきましょう。
ここまでが、とても簡単なウォーミングアップです。
ぜひ練習前のルーティンにして、怪我のないピアノライフを楽しんでください。